発電機の選び方
発電機の選び方 POINT.1 使用する電気機器の消費電力をそのまま発電機の出力に置き換えて、発電機を選ぶのはトラブルの素。それぞれの電気機器がどのくらいの「ゆとり」を必要としているのかをチェックして、最適な出力を持つ発電機をお選び下さい。

■「ゆとり」レベルは3段階 使用電気機器と発電機の目安

Honda
発電機
定格出力(VA)
(50Hz/60Hz)
使用できる電気機器消費電力
(W)
必要発電量
の目安
(kW以上)
EX6600ラジカセ200.1
カラーテレビ1000.1
電気ポット3500.35
コーヒーメーカー4500.45
インパクトレンチ3500.4
EU9i900芝刈機4000.5
電気カンナ4500.6
ドリル5500.6
EU16i1.6k冷蔵庫
小型クーラー
水銀灯
400
400
600
1.6
1.6
1.5
EX22
EB23/EM23
EU24i
2.2k
2.3k
2.4k
釘打10001.3
深井戸ポンプ6002.0
エアーコンプレッサー5002.0
EB26/EM26
EU28is
2.6k
2.8k
ホットプレート+
電気オーブン
26002.6
チェンソー+
ドリル
17502.6
クーラー+
池用ポンプ
9002.6
※上記の表は発電機選びの際の目安を示しています。
実際の電気機器の「消費電力」「必要発電量」は機器によって異なりますので、使用機器の消費電力をお確かめください。
発電機の選び方 POINT.1 複数の電気機器を利用する場合は合計した出力が必要です。
 消費電力
(W)
必要発電量
(kW)
ホットプレート800〜15000.8〜1.5
冷蔵庫40〜2600.4〜1.0
同時に利用する際の必要発電量
0.12〜2.5kW以上
※EUシリーズは「正弦波インバーター」を搭載。コンピューター関連機器や情報通信機器、測定器など周波数や電圧の変動に敏感な機器にも安心してお使いいただけます。

の3つによって、電圧が降下します。コードの長さ、太さは、使用される電気機器に合わせてお選びください。



使用電気機器適合表
モーターを利用する機器等によっては、起動時に消費電力より大きな起電力を必要とします。
起電力を目安に発電機をお選びください。
必要
発電量
電気機器 消費
電力
(W)
必要
発電量
の目安
(kW)
主な適応発電機〈定格出力(VA)〉
EX6
(600)
EU9i
(900)
EU16i
(1.6k)
EX22
(2.2k)
EB23
EM23
(2.3k)
EU24i
(2.4k)
EB26
EM26
(2.6k)
EU28is
(2.8k)
EB45i
EM45is
(4.5k)
EB55i
EM55is
EU55is
(5.5k)






1



炊飯器 3000.30
10001.00  
トースター 6000.60
電気ポット 3500.35
6000.60
コーヒーメーカー 3000.30
4500.45
ホットプレート 8000.80 
14001.40  
電気オーブン 5000.50
12001.20  
カラーテレビ 1000.10




ハンダゴテ 1000.10
しらす用照明 2000.20






1.2
|
2.0



エアコン 12002.00   
電子レンジ 8001.50  
12002.30    
芝刈機 4000.50









ドリル 1500.20
5500.60
木工用ドリル 2500.30
ハンド
グラインダー
2500.30
ディスク
グラインダー
4500.50
電気溝切り 14001.70   
電気カンナ 4500.60
12001.60  
電気ハンマー 10001.20  
14501.70  
チェンソー 12002.00   
釘打 10001.30  
15002.00   
インパクトレンチ 3500.40
5000.60
バイブレーター 2500.50
6001.20  
パイプネジ切り 5501.00  
7502.00   
しいたけ用ドリル 3000.33
4000.50






3
|
5



冷蔵庫 1000.40
2601.00  
クーラー 6001.70   
深井戸ポンプ 6002.00   
池用ポンプ 1000.30
3000.90 
水銀灯 400.10
4001.00  




エアー
コンプレッサー
2000.80 
ウィンチ 5002.00   
7502.00   
水中ポンプ
(小型)
3001.00  
6002.00   
ボール盤 4001.00  
※ここに記載された発電機は50Hz・60Hz同出力のモデルです。
※上記の表は発電機選びの際の目安を示しています。実際の電気機器の「消費電力」「必要発電量」は機器によって異なりますので、
 使用機器の消費電力をお確かめ下さい。
●精密機器への使用に関しては、エンジンノイズの影響のない距離および他の電気製品との干渉がないことを確認のうえご使用下さい。
●医療用電気製品への使用に関しては、医療機器メーカー・医師・病院等に事前にご相談のうえご使用下さい。

基本操作手順
オイル給油口に4サイクルオイルを供給します。 燃料給油キャップを外し、注入口のレベル(給油限界位置)までガソリンを供給します。 燃料給油キャップつまみを"開(ON)"の位置に合わせます エンジンスイッチを"運転"の位置に合わせます。 始動グリップを引いて重くなる所をさがし、グリップを勢いよく引くとエンジンがかかります。
注意事項
  1. 1.オイルは必ず規定量を入れて下さい。(ご購入時オイルは入っておりません)
    • 不足するとオイルアラート機構(焼付防止エンジン自動停止装置)が作動し、エンジンが停止しますので定期的にオイル交換を行ってください。
  2. 2.長期間ご使用しない場合は、必ずキャブレターのガソリンを抜くとともに次の手入れを行ってください。
    • 1.発電機各部の清掃を行います。
    • 2. エアクリーナを清掃します。
  3. 3.燃料給油キャップを外し、燃料タンク内のガソリンを抜きます。ガソリンは容器に受けてください。
  4. 4.キャブレター(気化器)、燃料ポンプ内の燃料を抜きます。
    • ▼メンテナンス カバーを取外します。
    • ▼エンジン スイッチを“運転”にして、キャブレターのドレンスクリューをゆるめて燃料を容器に受けます。
    • ▼点火プラグ メンテナンス カバーを取外し、点火プラグ キャップを点火プラグより取外します。
    • ▼始動グリップを3〜4回引き、燃料ポンプ内の燃料を抜きます。
    • ▼完全に燃料が抜けたらエンジンスイッチを“停止”にし、ドレンスクリューを締めます。
    • ▼点火プラグ キャップを点火プラグに確実に取付けます。
    • ▼点火プラグ メンテナンス カバーを確実に取付けます。
  5. 5.始動グリップを引き、重くなったところで止めます。
  6. 6.発電機にシート等をかけ風通しのよい湿気の少ない所に保管します。

※お買上げの商品によっては、仕様が異なる場合があります。
※取扱説明書をよく読んでからご使用下さい。


発電機使用例
ホンダ発電機の先進テクノロジー
いま、パソコンや通信機器など各種電気製品は電子化が進み、より質の高い電気でないと正常に作動できません。それに伴い、発電機も電圧や波形にバラつきがなく高品質な電気を供給できるものが求められています。 また、レスキュー活動などでは、いち早く現場に駆けつけられる軽量・コンパクトで機動性の高い発電機が選ばれています。これらのニーズに応え、Hondaでは正弦波インバーターをはじめ、独自の技術を駆使し、発電機のトップブランドとして幅広い機種を用意しています。


インバーターシリーズの発電出力は先進の電子制御ユニットによって、安定した電気出力を実現。同出力帯で世界初※のマイコン制御式「正弦波インバーター」機構を搭載することで、波形歪みの少ない、商用電源並の良質な電気供給を可能にします。

だから、使用機器を選ばない高品質な電気を供給します。
マイコン搭載機器にも使用可能な安定した良質波形。コンピューター関連機器、情報通信器、測定器などの周波数や電圧変動に神経質な機器にも安心して使用できます。水銀灯などの投光器や蛍光灯の使用でも、チラつきがほとんどありません。
※Honda調べ


一般家庭用など、もっとも基本的な交流電源である単相。その使用機器を広げるため、2つのインバーターを直列あるいは並列に切り換えることを可能にしました。これによりコンピューターから、大型電動工具、オフィスや店鋪でのバックアップ電源や野外イベント用の照明など幅広く使える100Vの出力に加え、エアコンやIHクッキングヒーターなど200Vの出力にも対応。しかも同時に出力することもできます。

EU28is、EU24i、EU16iは並列運転接続キット*、EU9iは並列運転接続コード*の接続で、簡単に並列運転が可能。
大出力電源の携帯に対応します。1台ずつ運んで連結させるなど、必要に応じてさまざまな使用が可能です。
*オプションとなります。

Honda独自の新発電システム「高速多極オルタネーター」をエンジン部に組み込むことで、従来の発電システムの約1/3の軽量化に成功。全体として約1/2の超軽量・コンパクト化を実現しました。

だから、使用機器を選ばない高品質な電気を供給します。
マ一般の男性2人で、トラックの荷台に持ち上げられる重量の限界は、約80kgといわれています。従来まではクレーンを使ったり、多くの人数で積み降ろしをしていた100kgを超える3kVAクラスの発電機も、EU28isなら2人で簡単に積み降ろしが可能です。

使用負荷に見合ったエンジン回転数を自動制御する「エコスロットル」を標準装備して、実用域でのさらなる低燃費を実現。またエコスロットルと二十防音構造の採用で、ヨーロッパの厳しい騒音規制(EN)をクリア*した低騒音です。

だから、実用域での低燃費・低騒音を実現します。
エコスロットルは連続運転時間の大幅な向上と、実用域での優れた低燃費を実現。必要な量だけの燃料しか使用しないので何度も補給する手間が省け、また、使用機器が低負荷の場合にも最小減に自動制御するので、省エネ&低騒音にも効果的。起動電力の大きな機器などにも使用できます。

用語解説
電圧(V=ボルト)

水圧と同じように電気にも圧力があり、電圧と呼びます。

電流(A=アンペア)

電線を伝わってゆく電気の流れを電流と呼びます。
電流の大きさは流れる電気の量で表します。

コードリールと抵抗(Ω=オーム)

電気が電線を流れるとき、この流れを妨害する作用が発生します。たとえば、細いコードは抵抗が増えます。この作用を電気抵抗と呼びます。あまり長いコードや細いコードを使うと電圧が降下して、電気器具に充分な電気が届きません。発電機がつくり出す電気を、ムダなく使うために適切なコードを使いましょう。コードリールには電線の細い順から15A、20A、30Aなどの種類があります。発電機から遠くで使う時には電線の太いコードリールを使用してください。

発電機の出力(V・A=ボルト・アンペア)

発電機が電気器具などに供給できる電力を、電気出力と呼びます。発電機の構造(単相か三相か)によって、電気出力の計算式は変わります。 ※Honda発電機のカタログには、定格出力を表すためにV・A(ボルト・アンペア又はブイ・エー)という単位を用いています。このV・Aの数値は図の関係式によって求められ、現在では発電機の出力表示として一般的になっています。

電流(A=ア電気器具の消費電力(W=ワット)ンペア)

電気器具が仕事をするときに使う電気を、消費電力と呼びます。

直流(DC=Direct Current)

電流の流れる向きが、常に一定の方向に向かって流れる電流を直流電流と呼びます。乾電池や自動車のバッテリーなどが直流です。

交流(AC=Alternating Current)

●単相交流
単相交流はほぼ一定期間に、交互に逆の方向に波うちながら流れる電流を単相交流電流と呼びます。単相交流には100Vと200Vがあり、私たちの家庭では100Vの交流を使っています。
●三相交流
それぞれ120°ずつずれた、3つの交流電流の流れを三相交流とよび、電圧は200Vです。単相よりも三相交流の方がなめらかで安定した電気が送れ、大きなモーターに使われます。

モーターの起電力は、2〜3倍が目安です。

例えば、重たい物をおす時、一番力がかかるのがおし始めです。重たい物もいったん動き始めると、あとはあまり力がいらないように、モーターも動き始めにたくさんの力(起電力)が必要です。発電機を選ぶ時には、モーターの消費電力の2〜3倍の出力の発電機が最適です。